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「むら田」時代裂コレクション展へ(阪神うめだ本店・グリーンルーム)


2月25日から27日まで、三日間だけの展示会のご案内です♪

祇園「むら田」さんと伊と忠さんの「二人展」が阪神うめだ本店の
11階グリーンルームで開催中です。

その同じ会場で、今日のタイトルの「むら田」時代裂コレクション展も開かれております。

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ここ数年、むら田さんの展示会の折りには、所蔵(先代の社長さんが収集された古今東西の染織品)
のいろいろな時代裂を展示して見せてくださるのですが、

今回は「更紗」です!!!

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なんか、へんなレイアウトになっちゃいましたけど・・・

更紗の本に紹介されてる「インド更紗」「シャム更紗」「ジャワ更紗」「ヨーロッパ更紗」
「ロシア更紗」「堺更紗」がずらり~~と、一堂に並んでおりました!

ガラス越しじゃなく、こうして一堂に並んだ状態で拝見すると、それぞれの更紗の違いが
よーくわかってとってもお勉強になりました。

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ぜいたくなことに、社長さんの詳しい解説付きでございました~

これらのコレクションは先代の社長さんが、すべて日本の骨董商を通じて収集なさったものだそうです。
ですので、日本へ渡ってきたそれぞれの更紗が、どのような使われ方をしたのかを知る手掛かりにも
なるとても貴重なものだと思われます。

ほとんどすべてが、丁寧に裏打ちされた状態でしたが、
なかには、元は座布団の皮だったものや、ふとんの表だったものも!

どんな洒落者が着られたのか、
胴と袖と裾回しに違うヨーロッパ更紗を継いだ男物の長襦袢などなど・・

更紗好きの私にはこたえられない展示会でございました~~ラブり~~

この展示はどなたでも見て頂けます!

ぜひぜひお出かけくださいませ~~~(って、あと一日だけどぉ~~27日18時まで

***

色合いが「秋」っぽいかなあと、秋口に単衣の大島などに合わせて締めることが多いのですが、

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やっぱり、これかな~~と、インド更紗の帯を締めていきました。

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キモノは、ずーっと出しっぱなしのチャコールグレーの本場結城紬の無地。
ずーっと以前に、むら田さんで頂いたものですが
私のキモノの中のNO1、着用率を誇る(笑)着易いキモノです。
帯がなんでも合う、軽くて暖か・シワにならない~~

帯の中に、少しターコイズブルーも入っているので、帯あげはその色の縮緬無地。
杉浦佳子さんの辰砂のめがね型帯留めに多色横段の5分紐を通してみました。
ちょっと、春めいたかな~~
長襦袢も黒地に紅色の小梅模様です。


この帯は、東京・銀座むら田さんのもの。
今は、祇園むら田さんと経営的には関係がないそうですが、
創業者はご一緒なので、今もお店の商品のテイストは似ている感じがいたしますね。

銀座むら田さんにもご子息が収集された作品の展示販売をされる「むら田染織ギャラリー」と
いう小さなコレクションルームがあって、この帯はそのなかのインド更紗を仕立てられたものです。

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お太鼓はこんな感じ。
見えていませんが、お太鼓の中にかくれている手先は「鋸歯文」になっています。
お太鼓の裏側も「鋸歯文」の部分が全面に使われていて両面使えるように工夫されています。
(以前に一度締めて、ブログにも載せたような気がします

祇園のむら田さんでも、昔はコレクションの生地で帯や小物(堺更紗でネクタイを作ってたくさん売られたそう!)
をつくって販売されたそうです。今は、貴重なものが残ったという感じでしょうか・・・

そうそう!先日、お目にかかった旧・蓬莱の女将さんの更紗帯は祇園むら田さんで誂えた!と
雑誌に紹介されておりましたわ~~

でも、更紗も展示しきれてないものがまだまだたくさんある!とおっしゃってました。

いやあ~~すてき♪
いずれどこかの美術館に「むら田時代裂コレクション・コーナー」できそうですね!


***

で、前々からご紹介したかった「更紗本」です!

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どちらも編・著者は、工芸・染織・きものをフィールドにフリーで取材・執筆・編集・プロデュースを
手がけられる田中敦子さんです。
「和楽」にずーっと連載している森田空美さんの
キモノ・ページの編集・執筆を担当されてることでも有名な方です。
(キモノ・工芸関連の著書多数~♪)

2冊の出版社はどちらも誠文堂新光社です。

去年の夏にでた『インドの更紗手帖』は、「更紗ってそもそもどんな布?」という
素朴な疑問に答えてくれる本です。

大航海時代に、インドから世界中に広がって愛された更紗布。
各地で歓迎され、各地で模倣され、それぞれの地で独自の模様が生まれて行きます。
たくさんの美しい更紗の写真と、図版。
実際に取材された
現代の「更紗」をつくるインドの工場(工房?!っていうほうがいいかな~~)の様子。
現代の作り手さんの情報もたっぷり!

とにかく、田中さんの「更紗布」への愛にあふれた一冊。

実は私の生まれて初めての海外旅行はインド!でした・・(二十歳のころ・・はるか昔・・)
そのころは「更紗」なんて知らなかった(織物のサリーは買って帰ったけど・・のちに帯に加工・笑)
この本を読んで、がぜん再びインドに行きたくなりました~~(アーメダバード、行ってみたい~~

もう一冊の
『更紗 美しいテキスタイル・デザインとその技法』

こちらは、今年1月に出たのですが、もう一歩進んで、
各地の更紗(和更紗も充実!!)の紹介と
その技法がプロセス写真とともにとても詳しく紹介されています。
染めの知識がなくても楽しめる一冊♪
思わず更紗を染めてみたくなる「図案集」も入ってます♪
いたれりつくせりの内容です~~(労作~~

***

キモノが好きな人は、つまりは裂好き・布好きなんですよね。
裂・布からキモノに入って行く人もいれば、逆もあるかも。

私はキモノへの興味が染めや織り、布や裂への興味で拡大(笑)した感じでしょうか?!
しかし、更紗のことを知れば、それも当然。
日本の染織に「更紗」の与えた影響やいかに!!!
ほんとに知れば知るほど面白いです。

かくして・・・私の更紗熱が再燃しそうな気配でありますぅ~~~

私のあこがれは
古渡りの「鬼手」と呼ばれるざっくりした手織り綿布に茜で染められた赤いインド更紗布。
とても手に入る品物ではありませんが、帯にしたらステキでしょうねえ~~
なんかパワーが出そうです(笑)





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コメント

[C1305]

時代裂コレクション。
今回は、以前よりも展示数が多いので一見の価値ありですね。

キモノが好きな人は、つまりは裂好き・布好きなんですよね。
これ正解だと思います。
  • 2015-02-27 06:19
  • hiro
  • URL
  • 編集

[C1306] hiroさん。

ブログとFBで紹介したので、けっこう見に行って下さったみたいです。
なかなか、間近に見る機会ってないですもんね!

そうそう~~♪
とくに昨今は、「もうないかも~」という気分に襲われて(笑)きりなく裂・布のたぐいが我が家に増殖中~~嗚呼

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