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漆器のお勉強 その②

台風27号の雨、どうやら大したことなく過ぎてくれそうですが・・・

連日の雨で家の中が湿気てます~~(洗濯物を家干ししているせいです)

またまたえらく更新の間が空いてしまいましたあ

秋はおおいそがし!なんでご容赦くださいまし~~

***

えーと。

ここんとこ、毎日のようにあちこちハシゴで出歩いてて・・
何を書いていいやら・・なんですが


まずは、9月にも参加してたいへん面白かった、
朝日カルチャーセンターの「日常を豊かにする『和食器の愉しみ』」の講座のお話から~~

講師は、大阪老松町で和食器店「ようび」を経営されてる真木啓子さんです。


今回はお正月も近いということで、お正月の具体的な器使いや、漆器の扱いについて。

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今回の実際にお店で取り扱っていらっしゃる和食器を様々、お持ちくださってのお話で
とっても具体的で興味深かったです。

日本の伝統工芸品全般に言えることですが、ことに日本産の漆を使った「漆器」は
絶滅寸前であるというのが衝撃的でございました。

私たちが「漆器」と考えるとき、100%漆が塗られているものと思いますよね?!
ところが、通産省の規格(でいのか?!)では、漆成分が0・5%含まれてさえいれば
「漆器」なんだそうです!え?!そんなんでいいの~~って、思いますでしょ?!
カシューという漆状の合成塗料が99・5%でも「漆器」と表示しても良いのだそうです!!

染織の世界では、各産地に伝統的工芸品指定を受けた染め物や織物があって、
素材や、技法など厳格に規格を設けて、組合が検査して市場に出すことが行われていますが、
「漆器」の世界にはそれが全く無いんだそうで!!!

え?!輪島塗りは伝統的工芸品では?!
それも「輪島」から出荷されたものなら「輪島塗」とされるだけで、
本漆塗りもカシュー塗りも表示の区別は無いのだそう~~~

うーん。そう言われてみれば、引き出物などで頂く塗りのお椀の類、
「○○塗り」って産地表示はあっても生地はあきらかにプラスティック!ってことありますもんねえ。

な、なんでそんなことになってるのか?!

それはやはり「経済」でございます。

そもそも、植物の樹液である漆。圧倒的に量が少ない。
その少なく価値の高いものを、本物の漆塗りの技術で器にするのに途方もなく時間がかかる。
供給される器も少ない。価格が上がる。一般の人の器として売れない・・・の悪循環。

本物がほとんど市場にないのだから、表示してもムダ!ということらしいです。

ああ~キモノも似たようなもんですが・・・

本物をを知るって、ほんとに大切なことだなあとつくづく思います。

お家で使ってるらっしゃるお椀、本物ですか?!
(我が家はお椀だけはゼイタクに作家さんの本物です!と、自慢しておこうっと)


*本物の漆器は、生地(木)に何層にも浸みこんでいるものだから、漆がはがれるということはない。
はがれるのは、塗り重ねる手間を惜しんで生地によけいなものを塗ってコーティングしているためだそうです。

*本物の漆器の器(特に赤漆の重箱)に入れておくと腐敗しにくい。

*本物の漆器を洗う時は、必ず天然繊維で!
(柔らかいスポンジより、ヤシの繊維の亀の子束子がマシ)などなど。

「ようび」さんでは、もう日本で数人となった本物の漆器を作る職人さんに
依頼して、昔の器の写しを作っておられるそうです。それが上の雑煮椀二種。

いやはや、とにかく本物の色・艶は圧倒的に美しいです!
右上の波の蒔絵の精緻なこと!この模様は一気に描くそうですが、その際使う筆、
何の毛かご存じでしょうか?!船底に居る鼠の腋の毛なんだそうですよ~~
柔らかいけれど、強い。他の毛ではダメなんですって!

そう、そしてこの筆を作る職人さんも、もはや居ないそうですぅ~~嗚呼!

陶器なども、昔の名品を写して作ってもらうそうですが、
「まずは同じものをきっちり作れるという、しっかりした技術がある方に、すこーし崩して作ってもらう」
のだそうです!そうすると、面白くて飽きの来ない品のよい器になるとのこと!

なるほど~~

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手前は「漆器を洗う布」です。お土産に頂きました~~(なんてステキな字でしょう~~

今回は参加者が少なめで、なごやかに
お茶を頂きながら漆器の加飾の技術の専門的なお話から、
お正月の器使いの愉しみ方まで、たくさん伺うことができてとっても楽しかったです!

気になる本物の漆器のお値段も載っている(笑)、「ようび」さんのHPは、こちら


そしてそして、真木さんの「おキモノ」のお話も~~♪

長くなったので、それは次の記事にしますね!


***


とりあえず、私のコーデ。

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台風接近で雨模様。少し蒸し暑くて単衣のポリ・キモノ
ずーっと、バタバタしてて袷を出すヒマがないのですぅ~~

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               この日の帯は、縮緬地の羽織りを仕立て直したもの。
               漆器のお話なので、京都芸大の先輩の漆芸作家 片山晴比古さんの
               「ねじ華」の帯留めを付けていきました。これは本物!のはずですが・・

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こういう柄なら、少々ゆがんでても目立たないかなあ~~と、思ったんですが・・・

うーんやっぱ、ダメかあ~~

左腕、ぜんぜん良くならない~~ハリ治療に行かねば!と、思いつつ行けてません




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