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終戦記念日ですね。戦争にちなむ映画いろいろ・・

本日も暑いですね~~

68回目の終戦記念日です。

ここ数年、戦没者追悼式で、
皇后さまは五つ紋付の「色喪服」とか「色無地」とか、下々ではいうところのお着物をお召しです。
皇室ではなんというのでしょうか?!

病後の天皇陛下を万が一お支えするのに、ヒールの靴より草履のほうが安定するからという
理由からのようです。

理由も含め、とても美しいお姿です。

日本の色名でいうところのなんという色なのか・・・
非常に抑制のきいた灰茶色・・・TVの画面からは絽目が見えなかったのですが
透け具合から、絽のお着物でしょうね。

折りに触れ、皇后さまのお着物姿を拝見できるのはうれしくありがたいことです。


*****

さて、
今年の夏は、先の戦争を題材にした映画が何本も公開されています。

68年経って、記憶の風化を恐れるかのようですね。


1307242.jpg

7月24日のブログで、すでに紹介しましたが。

さすがにジブリ映画ということで、若い人もたくさん観ているようですね。


***


そして、この映画。

「終戦のエンペラー」

これは、日本映画ではなくハリウッド映画です。

マッカーサーの側近として活動したフェラーズ准将がこの映画の主役です。
敗戦後、日本の命運を分かつ決断がいかにしてなされたのか、その過程が
サスペンス風に描かれる史実に基づくフィクション。

米側から終戦を描いた映画として話題になってます。


1307303.jpg

プロデューサーは、奈良橋陽子さんというゴダイゴの「ガンダーラ」にの作詞や、
「ラストサムライ」などのキャスティング・プロデューサーをなさった方です。

この方のお祖父さんが、関屋貞三郎という方で戦前の宮内省で側近として
昭和天皇に仕えた方とかで、子供のころからいろいろな話を聞かされていたそうです。

1307304.jpg

映画のパンフレットの中(非常に読み応えがありました!)に、
原作として紹介されていたのが、岡本嗣郎さんの「終戦のエンペラー 天皇をおすくいなさいまし」です。

こちらは完全なノン・フィクション。

つい先日、読み終えましたがフェラーズの日本での活動の支援者の一人でもあった
河井道という、恵泉女子大学の創設者の伝記ともとれる内容ですが、
この方の一代記がとても面白かったです。明治10年生まれの女性の数奇な運命が
のちのちの日本の歴史と繋がっていくなんて!

この方や戦前の日本人との交流を通して、フェラーズが日本への理解を深めて行く様子が
克明に描かれています。

マッカーサーにトミー・リー・ジョーンズ。関屋貞三郎に今年お亡くなりになった夏八木勲。
そして昭和天皇に片岡孝太郎など。

特に関屋役の夏八木勲さんの演技(ほぼぜんぶ英語ですが)が素晴らしかったです!

昭和天皇役の孝太郎さんもとっても良かったです。


***


そして、こちら。
15年ほど前に出版されて累計340万部!も売れたという大ベストセラー妹尾河童さんの
「少年H」です。

1308141.jpg


だいぶ前にTVドラマ化もされたのですが、
そのときは、原作のもつ陽性な魅力がほとんどない暗ーい戦争ドラマになっていて
がっかりした覚えがあったのですが、この映画は原作の面白さ(っていうのは不謹慎かもしれませんが)
がよく活かされていて、普通の市民の生活が戦争でどうなって行ったのか
その怖さや虚しさがとてもよく描かれていて良かったです。

※本日の徹子の部屋のゲストは妹尾河童さんでした!
 この映画について、「原作者冥利につきる」出来栄えとおっしゃってました。


公開前に水谷豊と伊藤蘭の夫婦共演の話題ばかりでちょっとなあ~と、
観るのを躊躇しておりましたが、観てよかったです。

CGを多用せず、実際に建てたという100メートルにも及ぶ
神戸の下町の通りのたたずまいもリアリティがあって、
このセットを実際に燃やして撮影したという「神戸大空襲」(とくに焼夷弾というのの怖さ!!)
の場面もとてもよく出来てました。

この映画で良かったのは、戦後の様子も描かれていたこと。

りっぱな人もそうでない人も「生きて行かねばならない人間」としてきちんと描かれています。


***


よーく考えたら、昭和31年生まれの私あたりが、
戦争の傷跡を身近に見ながら育った最後の世代かなあ~とも思います。

亡くなった父は、兵隊として戦争に行ってましたしね。

思い出せば、近くの神社の境内には
何かわかりませんが、大きな壊れたコンクリートの台が中の鉄骨もむき出しに放置されてたり
(戦争にかかわる碑の土台だったのかも)
傷痍軍人の姿を覚えてたり・・・
(こんな言葉、私以上の世代の人じゃないと知りませんよね~戦争で怪我を負って
身体障害者となった方が商店街の真ん中などでまあ言わば、物乞いしていたのですよ・・
社会保障など、後の話で、まだまだ日本が貧しかったわけです)


どの映画も
先の戦争の中で人々はどう生き行動し、亡くなっていったのか・・・

静かに語りかける内容でした。

普通の人々が、被害者にもなり、加害者にもなってしまう戦争。

300万人を超える人々が亡くなった戦争、二度と起こしてはなりませんよね。

まずは、いろいろな角度から知ることかな~~と。





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コメント

[C1077] 戦争

すみれ庵さ~ん♪

毎日暑いですね~
でもこの暑さも来週いっぱいとか(・_・;)
23日は処暑ですしね
もう少しの辛抱かな

31年生まれの方も傷痍軍人という言葉を御存じなんですね
二つ上の私も小さい頃よく眼にしました
包帯をぐるぐる巻きにした姿が怖かったのですが、あの方たちの犠牲の上に今の平和があるのだと今になって感じます
決して忘れてはいけないと思います

私の父も外地へ行ったので戦争は二度と起こしてはいけないとよく言っていました
日本へ帰還中の船が沈没して命からがら帰ってきたそうです
もし父がその時死んでいたら今の私はないということですね
命の不思議さ、運命のようなものを感じます

今年の終戦記念日の首相の演説で、例年言われ続けてきた「不戦の誓い」がなかったということは怖ろしいことです
悲劇を風化させてはなりませんね

娘たちが「風立ちぬ」を観に行ったのですが、感動したと帰ってきました(大人になっていたんだと安心しました)
私もお勧めの三本を観に行くつもりです

もうすぐお会いできる日が近づいてきました
楽しみにしてます♪
  • 2013-08-17 09:10
  • 朱実
  • URL
  • 編集

[C1078] 朱実さま。

コメント、ありがとうございます。
今年は、戦争を題材にした映画の公開が多いような気がします。これから「永遠の0」とかって、特攻隊の映画も公開されるらしいですしね。
そのくせ、「はだしのゲン」の子供の閲覧制限とかって、ワケがわかりませんねえ・・・
知ることが大切なのに。戦争体験者の皆さんには危機感があるんでしょうね。もっと、ちゃんと知って欲しいっていう。忘れず、伝え続けたいですね~

***

はい!
私も楽しみにしております~~
しっかりお勉強いたしましょう~~♪

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