13日も、京都へ「きもの学」の講座を受けに行って、夕方からは、
「着る立場できものを考える会」の例会でした。
この日は、この会の主宰者である清田さんのお誕生日(三十数年の会で、例会に当たったのは
初めてだそうです〜〜♪)
特にお祝いの会をしたわけでもないのですが、いつもより参加者も多く
自然と、過去の活動を振り返る形に。
私は、97年から、この会に入れてもらってるのですが、
当時は子供も小さくて、夜の集まりにはなかなかお出かけも難しかったのを思い出しました。
この会の前提に「日本のきもの+」という雑誌の存在があるのですが、
それはそれは、長い物語が〜〜〜(笑)
とても、私の筆力では清田さんの一代記は書けないので、ぜひ、「日本のきもの+」という
雑誌を読んで頂きたいなあと思います。
まあ、一代記は書いてはりませんけど・・・

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清田さんは、お召の単衣にご自分でデザインされた「月にすすき文様」の縮緬の染め帯で。
右は、いつも私が帯留めを愛用させてもらってる、陶芸家の杉浦佳子さんです♪

で、今日は、この清田さんの日頃の活動の一端が、9月3日のサンケイ新聞夕刊に掲載されたので、
全文、ご紹介します。間に、私のこの日のキモノコーデ写真を挟みますけど、ご容赦〜〜

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『きものパワーに気付いた』 編集委員 石野 伸子
「日本のきもの+」は大阪在住のきもの研究家、清田のり子さんが取材から販売まで一人でこなす
専門誌。「着る立場できものを考える会」を主宰するなど徹底して消費者の立場にこだわり、不定期
ながら創刊44年になる。
多いときは1万2千部を刷ったこともあるがいまはかなり減っている。出すほどに赤字。
「もうやめよう」と何度も思いながらも踏ん張ってきたが、今回の震災では「もはやこれまでか」
と覚悟した。長年雑誌を支えてくれたのは50冊、100冊とまとめ買いをしてくれる呉服店。
しかし、呉服業界は年間2ケタで縮小する斜陽産業。昨年来、「申し訳ないけれど」と
購読中止の連絡が相次いでいて、とてもこの逆風は乗り切れないだろうと思ったのだ。→
この日も暑くて、変わり縦絽の生地に市松を染めた小紋に、くし織り風の8寸名古屋帯。 →しかし、半世紀近くきものと付き合ってきた清田さんにして、知らないきものパワーがあった。
震災後、1軒の呉服店となかなか連絡がとれなかった。
長年、親しくしてきた宮城県七ヶ浜町の老舗。
風の便りに、海べりの自宅は流されたが高台にある店は被災を免れたこと、
家族は全員無事で避難生活をしていることなどを知り、見舞いの手紙を出し、
やっと電話で話をすることができたのは3月も終わり頃のことだった。
その電話で清田さんは驚くべき話を聞いた。
いま七ヶ浜の店には汚れたきものが積み上げられている。その数1000点以上。
いずれも泥をかぶり、海水につかった無残な姿だが、
「なんとか元通りにならないか」と顧客たちが持ち込んだもので、ツテを頼り、
京都の悉皆屋に送る算段をつけているという。
絹織物であるきものにとって汚れや水は大敵。
少しの雨でもぬれないように気をつかう。
それなのに、海水につかり、ヘドロを浴びたきものをなんとかしたいとは。
思い出のよすがにという人、亡くなった家族の形見にと訴える人。
その熱い思いに業界はこたえることができるのだろうか。→
杉浦佳子さんの、メガネ型の帯留め。絹の5分紐で。→清田さんは早速、取材を開始した。
京都の旧知の悉皆屋には東北各地からきものが次々寄せられていた。
過去に経験のない「潮づかり」のきもの。水で丸あらいをして塩分をぬき、
続いてシミぬきをする。1枚に何日もかかる根気のいる作業。
着る人も手入れする人も、特別な思いをきものに重ねている。
やはり日本人にとってきものは特別な存在なのだ。→
グリーンに染めた紋紗の長襦袢を着て、絽の透け感を少し緩和。季節感のない、更紗風の柄の夏帯はこの時期重宝。→7月には、くだんの店主から
「そろそろきものに手を通したいというお客さんの要望でイベントを企画しました」
という連絡が入り、清田さんは現地に駆けつけた。
がれきが目立つ町で21人の女性が夏きもので集合した。
その晴れやかな笑顔。
まだまだ頑張らなくちゃ。
清田さんはいま、秋の最新号発刊をめざして取材に走り回っている。*****
この「被災地のきものパワー」のお話を清田さんから聞いたときは、
ほんとに信じられない思いでしたねえ〜〜
でも、7月にイベントに参加された時の皆さんのお写真を見せてもらって
二度、びっくり。
それぞれ、たいへんな想いを抱えながらも笑顔で
しゃんと、夏のきものを着こなしていらっしゃいましたから!
次々と、災害が起こる日本。
今年はほんとに魔に魅入られたかのようで、「きものどころじゃない!」と
後ろ向きになりそうになる気持ちに、活!が入りました〜〜

やはり
「きものは特別な存在」なんですね。
「こころ」に作用するんですね。
非力な私に出来る事は、自分の今居る場所で、変わらず日常を送ること。
淡々ときちんと、生活すること。
楽しみ、悲しみ、喜び、怒りも、ちゃんと感じて生活することでしょうか。
とにかく前向きに活動して、経済をまわすことが何よりの支援かなあと。
皆さま、
今こそ、きもの!ですよ〜〜
ほんとうに、着物って洋服とはまったく違うパワーを秘めているんですね。
私もまた頑張って着物を着ようっと(このところの残暑にめげて、9月は一度しか着物を着ていません)。