間が空いてしまいました~~(^^;
再びお江戸へ♪その②です。
東京で泊まる時は大抵、銀座です。東京駅から近くて、歌舞伎座やその他の劇場も近くにあって、大抵の行きたい場所へ地下鉄で繋がってるので、方向音痴の私でも行動しやすい💕
というわけで、翌日はゆっくり起きて、ギリギリにチェックアウトして、
銀座6丁目のGINZA SIXの中の『蔦谷書店』へ。

これは、
GINZA SIXの名物の吹き抜け空間にある、
ART INSTALLATIONです。今年は東京2020の聖火トーチのデザインでも有名な吉岡徳仁さんの
「Prismatic Cloud」という作品が設置されています。(10月後半まで)
エスカレーターで下から登って行きながら観るのが楽しい!

TSUTAYAではなく「蔦谷書店」
あちこちに出来ましたけど、ここは格別にお洒落です~💕
時間有れば、何時間でも過ごせる!!!
写真分かりにくいですけど(^^;
昨年末に、この蔦谷書店が出版した「五代目 尾上菊之助」(→つまり当代の菊之助さんです)の豪華写真集を見たかったのです。
うーん💕良かったわぁ~満足!

お昼前の時間帯で、まだ人もまばら。
1日目は洋服でしたけど、この日はきもの👘。ちょっとだけ(^◇^;)、お洒落な洗面所で遊んでから、
いざ、上野へ!
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
前回もご一緒して下さった、きものカンタービレの朝香さんと、上野公園内にある「韻松亭 いんしょうてい」という日本料理屋さんで待ち合わせ。
明治8年創業の老舗。一時、横山大観がオーナーだった事もあるそうです!
私は初めてで、上野公園は広い~~ので迷いそうになりながら到着!
ステキな門構えです~♪

予め予約して下さってたお弁当を、美味しく頂きました!
窓の向こうは、不忍池。
緑の綺麗なお庭に面したカウンター席で、コロナ対策もバッチリです!

汗かいて塩分を欲してたのか、美味しくてお味噌汁をおかわりしてしまいました!
夜も篝火が灯って、良い雰囲気だそう。次回は「鳥すき」ってものを頂きたいです~♪

後ろ姿も、一応(≧∀≦)

ホテルのベッドの上に並べて撮ってみました♪
この日のきものは、たてよこ手績苧麻で井桁絣を織り出した近江上布に、柿渋で素描き染めした科布八寸帯。帯揚げも、水色麻絽の無地、杉浦佳子さんの白磁に銀彩の帯留めに、茶紺の綿四分紐。
美術館の中で、お財布等を入れて持ち歩く用に、平山ふさえさんの芭蕉布の巾着を持って行ってました♪

午後の日差しの強さが分かりますでしょうか?!
先月に続いて2度目の東博 特別展「きもの」の後期展示へ。
大きなアケビの籠バッグは、もう35年くらい使ってるもの。三年ほど前に、ブドウツルの持ち手が切れてしまったのですが、新しくしてもらったので、死ぬまで使えそう~~(笑)
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
この「きもの」展は、日本人が着る物としての「きもの」の室町後期から現在まで、約800年のファッション・シーンを展観しています。
今まで、工芸染織展のくくりで展示される場合がほとんどなので、同時代に描かれた絵画と共に「きもの」だけが展示されているというのが、画期的でした!

コロナ禍で、会期がズレたためメトロポリタン美術館から来るはずの「誰が袖屏風」や、安土桃山~江戸初期の縫箔の小袖など、見られなかった物もいくつか有るのですが、後期で一番見たかったのは、こちらです!

室町~安土桃山時代(16世紀)の狩野秀頼 筆の国宝『観楓図屏風』

図録に、右手の紅葉した木の下で茶菓を楽しむ人々の姿がクローズアップされてます。
笠を被ったお母さんは、前をはだけて赤ちゃんにお乳を飲ませてます。着ている着物は、緑地に草花模様と、赤白の段模様の片身代わりの、素晴らしくお洒落な小袖です💕
で、身頃は広く袖幅の狭い、この頃の小袖の特徴も良くわかります。皆んな、胡座か立て膝ですしね!
1500年代の、まだまだ政情不安定な日本にもかかわらず、このような豊かな色柄の小袖を着ていた(もちろん、支配階級ですが)のですね。
日本人の着るものに対する感性や美意識の高さが偲ばれる絵画ですよね。

後期展では、いわゆる夏のきものの「帷子(かたびら)」に、いくつかの小袖が展示替えされています。
その中で一番古くて、一番ステキな小袖がこちらの『帷子 濃茶麻地菊棕櫚模様ーかたびら のうちゃあさじきくしゅろもよう』でしょう!
いわゆる友禅染めが生まれるまでの小袖は、模様を表す技法は、刺繍に箔、絞りに限られます。なので、それらの技術が、恐ろしく高度化しています。前期にこの頃に作られた総絞りの小袖が展示されてましたけど、その絞りの細かさたるや(°_°)
この帷子の菊の尖った花弁の部分は、全て極小の絞り(かのこ絞り)で表されてます!!!
絹と違い、麻地だからいくら極薄の上布とはいえ硬いはず。さぞかし絞りにくいはず~~(°_°)
もう驚嘆するしか無い!!!

そして、この時代、世界に先駆けて「ひいなかた」というファッションブックも登場しています。右の図は、まさにこの帷子の模様そのまま!
で、今尚、この「菊棕櫚模様」は、帯やら訪問着やらと、アレンジされ愛されています~~💕
きもの雑誌で、このデザインの帯や着物を、ご覧になった方も多いと思います♪
この帷子は、京都国立博物館所蔵なので、今まで何度も見てるのですけど、沢山の他の帷子と並べてみて、初めてわかる素晴らしさ!!!もあるなぁと思いました。

時代が100年ほど下ると、超絶絞り染めは、姿を消して、絞り模様は、型紙を使った「染め疋田」になって行きます♪
こちらは、「帷子 白麻地藤花舟模様 かたびら あさじふじはなふねもよう」江戸時代 17~18世紀のものです。
なんというか、華やかさがいや増してますですねえ~*\(^o^)/*
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まぁ、とにかく出品数が多い~~見ても見ても終わらない~~ʅ(◞‿◟)ʃ
何しろ、800年間のキモノの数々。
X JAPANのYOSHIKIさんデザインのものまで、ありますからね~~(^.^)
途中、博物館の中庭に来てたキッチンカーのカキ氷で休憩~~*\(^o^)/*

館内では、小声で会話してても、係りの人がすっとんで来ます~~(>_<)
まぁ、安心だけど厳しい!
日陰になった、本館前のベンチで朝香さんとカキ氷でカンパイ(笑)して、食べつつお喋り♪
たくさんお勉強している朝香さんとのお喋りはいつも楽しい~~*\(^o^)/*
そして今年は、暑さの中で食べるカキ氷に恵まれてます~~食べたい💕時にタイミングよく食べるのが一番!!!
屋台のカキ氷、美味しかったわ~~*\(^o^)/*
元気を取り戻して、この後閉館時間まで、心残りの無いように(笑)楽しみました!
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あ、そうそう!
この日、朝香さんが締めてらしたくし織でオシドリを表した帯は、私の嫁入り道具(笑)
私の若い頃は、とにかく夏でも何でも「朱色系」の帯しか若いムスメには売らない!って感じでした。そしてオマケに袋帯で、多分2回くらいしか締めないまま、お蔵入りしてましたが、鳥好き、赤い帯好きの朝香さんが名古屋帯に仕立て直して締めて下さる事になって、この日はお披露目して下さったのです~~💕
なんと嬉しく、ありがたいこと!
ステキに、琉球壁上布のお着物に合わせて下さいました~~*\(^o^)/*帯が生き返った感じします~💕わざわざ、ありがとうございました😊
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で、公園口が整備されて乗り降りし易くなった
JR上野駅から帰途に着きました。

その場でチケット取った新大阪行きの、午後7時前発車の、のぞみ号の車内。
発車5分前なのに、だーれも居ない!!!
え?!合ってる?!と、思わずホームの掲示板を確かめましたよ~(°_°)まぁ、その後、品川で幾人か乗って来られたから、その後3割くらいは埋まりましたけど~~
コロナ禍、人的被害より経済的被害がどうなるのか?!と、背中ヒンヤリしましたよ~!
がんばれ日本!!!
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今日のオマケ♪
2017年10月20日に出た「SWITCH」

この雑誌、銀座SIXの蔦谷書店で見つけて欲しかったけど、持ち歩くのが重いので、その場で買わず(^^;;ネットの古本屋さんで探してゲット♪
誠にありがたい時代です~♪

この表紙の、襲名前の市川染五郎くんの特集なんですが、同時に将棋の藤井聡太くんの特集も載ってました!

まだ、あどけないお顔してますねえ♪
ちょうど、デビュー29連勝のあとの熱狂から少し冷めて、勝てない時だったようなのです。
今から思えば、ほんの一瞬のことなのでしょうけど!

この日(20日)の帰りの新幹線の中で、二冠達成のネットニュースをみて、この雑誌をポチりました(笑)
将棋の中身については、サッパリ分かりませんけど、紛れもなく日本文化の一翼を担うスーパースターの活躍を生きてる間に見られるのは、幸せです。
これから、タイトル戦の常連になるって事は、若い着物男子の凛々しい姿を見られるって事ですからね!!!きもの好きには、超楽しみです~💕
染五郎くんは、期待通りに育ってますし、藤井聡太二冠も八冠目指して、頑張って欲しいです~~*\(^o^)/*
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
コロナ禍の中、再び、東京へ行けてほんとに良かったです。今日8月26日現在も、減少傾向とはいえ、感染は収まってはいません。
今後も、当分注意しながら過ごすしかありません。
なるべく人と接触しないように、単独行動(昔からほぼ単独なのですが^_^;)で、体調整えて、見たいものは諦めずに見に行こうと思います~~♪
頑張るぞ!(笑)
単独行動するというのも、コロナ対策として正解かも。
藤井8段、和装の対局姿が増えてきていますね。
ある番組で、和装の対局について締め付けるところが少ないので
楽というコメントが。
男性の着物姿が、注目され、増える事を祈っています。
(少ないと目立って仕方がない 笑)