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御即位記念特別展「正倉院の世界~皇室がまもり伝えた美」(東京国立博物館)→吉例顔見世大歌舞伎(歌舞伎座)へ。  

毎年、11月は観劇や展覧会へ行く予定が色々入ってまして。。。
しかし、まさかの風邪引きで、さすがに東京まで無理かなぁ~と弱気になってましたが、、、
奈良公園の変わらぬ景色を見て来たら、やっぱり行こう!!!行くべき!!!と、東京弾丸日帰りツアーを決行しました~(笑)

東京国立博物館での展覧会は、
異例の長さ!で、今月24日まで♪
このチラシにも載っていて、正倉院宝物の花形ともいえる、世界で唯一の五絃琵琶が今回の展示の目玉とも言えましたが(^^;
私がどうしても見て見たかったのは、チラシの裏、左上に載ってる四弦琵琶なのでした!

寒気が降りて来て、ぐっと冷えた15日朝(そう!この日は大嘗祭が行われた日でもありました!)、早朝の新幹線(満席で、窓際の席は取れず(^^;でしたが、隣のお兄さんが撮らせてくれました♪イイ人♪)から綺麗な富士山も見えて幸先よし!

そのまま、上野に直行!
会場は、東京国立博物館本館ではなく、

本館の横に建つ「平成館」です。
到着したのは、開館から30分余り経った10時ころだったのですが(^^;

すでに(^^;入場制限が始まっており、30分待ちの案内と、長蛇の人の列(>_<)
冷んやりした空気も、だんだんと強い日差しに暖められて暑いくらいの陽気になりました!

日差しを遮る木もなくて、博物館の係りの人が、日傘を配ってくれました(^^;が、さしてても暑いくらいの陽射しでした(^^;
平成館の前に列が進むと、目の前にスカイツリーが現れました!
上野って、スカイツリーが近いんですね~♪

博物館広報室のFB記事から頂いた五絃琵琶の写真。
この琵琶は、会期の前半に展示されておりました。後半には、この度十数年の歳月をかけて復元模造された五絃琵琶が展示されておりました。模造とはいえ、素晴らしく美しい琵琶でした~^_^

で、私がどうしても見たかったのは、こちらの
「紫檀木画槽琵琶ーしたんもくがそうのびわ」
こちらは、この琵琶の修復に伴っての調査研究をまとめた本。

この琵琶の撥のあたる部分に描かれた狩猟図を京都の帯屋さんの紫紘さん(山口伊太郎さんの時代)が袋帯にされたのです。
昭和53年に、私の母が手に入れた帯です。
山口伊太郎さんの帯だとわかった時に、この帯が正倉院宝物の琵琶に由来すると伺っていたので、機会があれば見たいもの💕と、ずっと思っていましたので、チャンス到来!!!

琵琶の表。
撥のあたる部分は、「桿撥-かんばち」と言うそうですが、ここに革を張って、その上に彩絵が施してあるそうです。顔料で描いた上から油が塗ってあったそうで、その油が変色して今の様な色彩になっているようです。

左は、この琵琶の裏面。
こちらの文様のほうが、良く知られているかもしれません。

今回の図録の裏表紙になってます。木画という技法で木地に文様を象嵌して加飾しているのです。


1260年の間には、何度か修復もされているにせよ、この精緻な美しさは驚異的です~(>_<)
螺鈿の華やかさとはまた違う魅力がありました!

この研究書の出版のおかげで、桿撥の狩猟図の細かい所までクローズアップで見られて良かったです♪
展示では、立ち止まって見せてもらえなかったので、ギャラリースコープを使ってみることが出来なかったのが残念だったのです~
しかし、目の前にある1300年前の物と思われる琵琶は、圧倒的な迫力でした!!!

なので、このクローズアップは嬉しい😃

これらの写真と見比べても、この帯は、かなり細かい部分まで狩猟図が正確に表現されてて、改めてびっくりしました♪


そして追いかけてる獲物である虎は省かれている事も分かりました~(^^;


山口伊太郎さんがそもそもどういう経緯で、帯にする事になったのかとかも、あらためて知りたくなりました!




今回の調査研究で、実際に彩色されている顔料が特定され、その顔料も粒子の大きさで濃淡を表現しているなど、様々なことが判明したそうです。こちらは、元の色を紙の上で再現した図です。実際には、革(何の革なのかまでは書かれていません)の上彩色されてるので、このままの色彩ではないかもしれないですが、独特の色彩感覚ですよね~♪


川の流れの中に水鳥も描かれている事も判明したそうです~そして、水鳥が動く時に水の上に現れる水紋も、今の漫画表現のような描線で描いてあるのもほんとに面白いです!


1300年前の人にも、水鳥が動く様は同じ様に見えてるんですね~♪


この見たかった琵琶にも、大変感激したのは言うまでもありませんが、今回の展覧会で私が一番感動したのは、聖武天皇直筆の「雑集」。


聖武天皇が、31歳の時に書かれた主に仏教に関する詩文の書写だそうですが、縦27.8センチの白麻紙47枚を継いで全長21.5メートルにおよぶ書作品です。奈良時代なので、もちろん漢字ばかり(^^;


最初の方が欠損しているということですが、一行18文字の端正な文字は、一字も書き損じられることもなく、圧倒的に美しく力強くたおやかでした。1300年後の現代を生きる私達にもその美と、文字の意味する事が理解できることの素晴らしさに感動します。


聖武天皇が、座右の銘にされたであろう民を思い自身を律する考えが、ガラスの向こうから迫ってくるようでした!


人から人へ、9000点にもおよぶ文物が1300年近く守り伝えられた原点は、やはりこの聖武天皇への尊崇の念なのかなぁと感じ入りました。


ほんとうに御即位記念に相応しい展覧会を見る事が叶って有り難い事でした☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


他にも、「平螺鈿背八角鏡」「白瑠璃碗」「黄熟香(蘭奢待の名で知られる香木♪)」などなど。見応えたっぷり!


会場の中では最新のVR映像で、明治期の正倉院の内部に入ったかのような体験も出来ました♪


24日までなので、ぜひお見逃しなく💕



☆☆☆☆☆


そんなわけで、やっぱり締めて行かなくちゃ!




チャコールグレーの本場結城の無地に合わせてみました。

かなり久しぶりに取り出して締めてみましたけど、袋帯なのですけどとっても軽い。
漆箔の見た目の重厚さとは全く違う締め心地です♪
館内は人が多くてすごい熱気で暑いくらいで、羽織りを脱いで、薄暗い中この帯付け姿で見て回ってまして(^^;
お一人だけ、「素晴らしい帯ですわねぇ♪」とお声かけ下さる方がありました!「実は~」とお話すると「お声かけて良かった!ゆっくり拝見して来ますね~」と喜んで下さいました♪
締めて行った甲斐がありました!(笑)

もく糸入りの本場結城紬の無地(男物のアンサンブル地で先に着物だけ仕立てて着てました)で作った羽織りを合わせて。
この羽織りは裏地にとっても凝ってるので紹介したいと思いつつ(^^;そのままになってますが、長くなるので、また今度にしますね~(^^;
東博の正倉院展は→
正倉院の世界-皇室がまもり伝えた美
五年前の年末の挨拶のブログにこの帯と山口伊太郎さんについて書いてます。良かったらみて下さいませ→
2014年12月のブログ
☆☆☆☆☆
せっかく東京まで行ったので、目一杯楽しまなくちゃ~💕というわけで(^^;
歌舞伎座へ。

11月は吉例顔見世大歌舞伎♪

残念ながら、最後まで見て帰ると、新大阪から自宅までの電車が超心配(^^;
なので、2演目めの松本幸四郎、市川染五郎親子の「連獅子」まで。

この日は、二階左バルコニーの二段目のお席だったので残念ながら、花道がみえず(>_<)
ものすごく損した気分でした~(TT)
桟敷席のお隣の歌舞伎通のお婆ちゃまとお話しが弾んで楽しかったのですけどね♪

あ!そうそう💕
一階の売店で見つけました!
ラグビーワールドカップのマスコット「レンジー」君たち♪
ワールドカップ会場では、この小さいのが売り切れて手に入れられなかったのです♪
こんな所に居たのね~(笑)
嬉しい~💕
ちょうど、ネットでこんな記事を見つけました♪
連獅子と、京鹿子娘道成寺は歌舞伎舞踊の二大名作と思います。何度見ても面白い!!!
      ↓
和楽コラム「連獅子」
昨年の秋に南座での染五郎君の「連獅子」は映像でしか観てないのですが、明らかに背が伸びて(幸四郎さんとほとんど背丈は一緒!)たくましく成長されました!溌剌と美しい小獅子でした~💕
☆☆☆☆☆
あ、この日、博物館と歌舞伎座の間に、前々から拝見したかった織物の作家さんの個展を見に、さる呉服屋さんにも立ち寄ったりもしてました~(笑)
もう、目一杯!!!
着物にマスクの怪しい出で立ちでしたが(^^;
好きなものを見てる間は、全く元気で問題なし!
夜中近くに、無事に帰宅しました♪
☆☆☆☆☆
今月末と来月にまた上京の予定有り(^^;
元気で行けるように、体調管理したいと思いますぅー(>_<)
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