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「自然布–草木で織りなす」展  大阪日本民芸館へ。

昨日、大変な事件の最中に、
(犯人が捕まって良かった!!!襲われた若い警察官の方のご回復を祈ってます!!!)
その現場近くの万博公園内にある大阪日本民芸館で開催中の「自然布–草木で織りなす」展へ行ってきました。

この日は、京都芸大染織科の先輩でもある
ひろいのぶこさんの、記念講演「布と日本人」が開かれました。

民芸館のお向かいの、民族学博物館のセミナールームは、事前申込み100人余の参加者で大盛況でした。

ひろいさんは長く母校で指導されるとともに、造形作家としてもご活躍。
この本は、2017年に出版された「旅する布」。
ひろいさんのこれまでの歩みが網羅された素晴らしい御本です~(*^_^*)
今回の講演でもお話されたように、
学生時代から、沖縄やインドなどの染織工房を訪ね、消え行く「布」の原風景を記録する活動も重ねて来られたようです。

今回は、民芸館での展示に見られる様々な自然布と私たち日本人の関わりを、たくさんのお写真と共にお話して下さいました!
とっても面白く興味深かったです。
この本の表紙にもなっている、麻の繊維を績むという、その「手の動き」を記録することなど、お若いころから糸や織りに向けられた興味を形に残しておられるのが素晴らしいなぁと、お話を伺いながら、静かに感動しておりました。

前日の雨雲がまだ残ってるかの様な空。
でも風は爽やかで、時折陽も射し、モノレールの駅からの長い道のり(^^;;も汗もかかずに歩けてラッキーでした。

民博のセミナールームでの講演会が終わった後、また民芸館に戻り、二階の渡り廊下に設けられたこの日限りの呈茶席で、お抹茶とお菓子を頂きました。

普段は、ベンチが置いてあるだけの渡り廊下なのですが、刺し子の収蔵品や山野草の生け花が飾られて、華やかに設えられておりました。

この日のために作ってもらわれた「葛」を使った涼やかなお色のお菓子は、甘さ控えめでとても美味しかったです。もちろん、お茶も♪

私達が座ったお席の窓ぎわには、半夏生が活けられておりました。ちょっと写真では分かりづらいのですけど、上の方の葉の色が白く変わっているのが分かるでしょうか?!
先日(まだ、記事に出来てませんけど(^^;;)、祇園むら田さんの展示会で、山野草の生け花体験をさせて頂いた時にも、この半夏生があったので、あらためてこんな風に葉の色が変化するのね~と、嬉しくなりました。

この日は、Nさんと、私の芸大時代の同級生のY子ちゃんがご一緒でした。
民芸館の中庭で、Y子ちゃんに撮ってもらいました♪
Nさんのお着物は、昨年トリエさんの「有松研修」でお邪魔した「張正」さんの木綿地の折り縫い絞りです。私のより、藍色が濃くて蝶々の白が抑えられてるので、シック♪浴衣としても着られるものですが、麻のお襦袢と帯を合わせて単衣の着物としても長く楽しめる優れもの♪
Y子ちゃんのご紹介で、講演前にひろいさんともお話出来て、ひろいさんが「ぬぬパナ」主宰されてた浦 令子さんと親しくされてた事も判明!「ぬぬ好き」は、ほんと!繋がってます~(*^_^*)
講演会には、着物や染織好きな方、また作家さん達もたくさん来られてて、久しぶりにお会い出来た方も何人かいらして、とっても嬉しかったです💕
これは、私が着物を長年着て来て、ずーっと感じてる事ですが、「布」(着るものと言い換えても良いのですが)が、
ひろいさんが講演の締めくくりにお話されていた日本人の自然に対する畏敬の念や、恵みへの感謝といった考えが、
単なる「モノ」ではないものにしているということ。
だからこそ、21世紀になっても、日本各地に、
今も尚、効率や経済性といったものを度外視したような「自然布」がつくり続けられているのではないでしょうか。
作る人、またそれを応援する人の繋がりが苧麻の繊維が績まれていくように、この先も長く続くことを願いたいです💕
☆☆☆☆☆
この日のコーデ。

自然布展という事で(^^;;
着物は、中国で織られたものですが、縦緯手績み苧麻の細い縦縞の着物に、

韓国の縦緯手績み大麻地に、正藍型染め師 田中昭夫さんの菊唐草模様の名古屋帯に、焦げ茶の麻絽地帯揚げと、茶と紺の木綿五分紐に、杉浦佳子さんの白磁の帯留めで。

お太鼓はこんな感じ。
菊の花の花芯は、ベンガラで赤く染められています。ドドンと大柄なのが、私の好み♪
そして何より、名古屋月日荘での最後の頒布会で、田中さんご自身が「これは良え染めだと思う」と太鼓判を押された美しい藍色です💕

お出かけ続きで留守番の多い8ちゃんは、近頃スネ気味(^^;;です。
日々、障子と襖の破れが拡大しています(TT)
☆☆☆☆☆
「自然布–草木で織りなす」展は、7月15日まで。
詳しくは、こちらをご覧くださいね♪
大阪日本民芸館HP
あ、そうそう!
講演の最後に、10分ほどの映像のご紹介がありました。
昭和村で今も栽培して布として織られている「からむし」の長編記録映画として、今年の秋頃に公開されるそうです。
越後上布や、無形文化財の小千谷ちぢみの素材として知られる「からむし」がどのようにに今現在、作られているのか?!
今からとっても楽しみです💕
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