FC2ブログ

Entries

秋晴れの京都へ①~『有職造花 雲上流展』国際交流会館和風別館


21日の秋晴れの京都です♪
こちらは、蹴上にある国際交流会館。

この中に、和風別館があります。

あいにく、お庭が改修中でしたが、
いくつかのお座敷のある文字通りの純和風建築の会場で、

『有職造花の秀逸  雲上流展』が二日間だけ開かれました♪
有職造花?!って、何?!と、思われる方に、
ちょうど「婦人画報」のFB版の記事でこの展覧会の事を紹介されてましたので、転載させて頂きます~^_^;
☆☆☆☆☆
【雲上流十三世 最初にして二度とない作品展 有職造花の秀逸「雲上流」展】
手染めの絹を和紙で裏打ちし、花弁や葉の形に切り、一枚一枚丁寧にコテをあてて立体感や表情を出す。
それらをパーツとして組み合わせ、美しい花や枝に仕上げる有職造花は、端午の節句の薬玉や重陽の節句の茱萸袋(ぐみぶくろ)など、平安時代の宮中で用いられ、また寺社の荘厳や結納飾りにも使われる飾り花です。
手作りに徹し、気が遠くなるほど細かく、手間暇のかかるこの有職造花を代々受け継いできたのが「雲上流造花」。
その十三世、村岡登志一さんの作品を集めた「有職造花の秀逸 『雲上流』展」が、10月20日、21日の2日間、京都市国際交流会館で開催されます。村岡さんは、江戸時代の雲上流の開祖華林伊右衛門の唯一無二の伝承者として、「どんな仕事も手抜きをするな」という父の教えを守り、89歳の今も京都御苑の近くでひたむきに仕事を続けています。
清らかで美しく、本物の花に劣らぬ生命力と、造花ならではの華やかさを感じさせる村岡さんの作品は、一般にも見られるものとしては、雛飾りの桜橘がありますが、それは京都の職人が作る最高級の雛人形に限られており、村岡さんの貴重な手仕事そのものも、後継者がなく、本物の技の行く末が危惧されています。今回の展覧会は、雲上流最後の伝承者村岡さんの、丹精を尽くした造花が披露される「最初にして二度とない」作品展。
端午の真の薬玉や菖蒲兜一式をはじめ、正月の蓬莱飾り、三月の桜橘曲水花飾り、七月の梶葉飾り、九月の茱萸袋など、大小約30点が展観されます。奢ることなく無二の技を極めてきた村岡さんの「花」をぜひご覧ください。
会期:10月20日(土)~21日(日) 11時~18時(入館は17時30分まで)
会場:京都市国際交流会館和風別館 左京区粟田口鳥居町2-1
入場料:無料

というわけで、我が家にある雛人形に付属^_^;している「桜橘」とは一線を画す「桜橘」がこちら。

肉厚の橘の葉っぱ、ツヤツヤした実。
そして、白いお花まで!

桜もこの通り♪
リアルかつありえない愛らしさです~💕

こちらは端午の節句飾りです。

菖蒲と柏の葉っぱの兜!
兜の頭の部分は、紅白の皐月です。

柏餅^_^

粽~です!

そして、今回の展覧会の仕掛け人のお一人でもある大阪谷町のギャラリー14th moonの伊部さんが、居合わせた私達に解説して下さったのが「薬玉」について。

こちらが、元々の「薬玉」の「真」のかたち。
御帳台や、几帳などに吊るして厄除けとしたもの。なので、背面は平らです。そして、真ん中に柏の葉に囲まれた「丸い玉」が本来「薬玉」の部分。この中には、蓬や茴香など薬効があって香りの良い植物を入れるそうです。
これを吊しておくのは、端午の節句から重陽まで。なので、「薬玉」の周りの花は紅白のサツキと決まっており、菖蒲の葉、梶の葉などが添えられます。

長い期間、飾っておくため、いつまでも「サツキ」の花では風情がないということで、「薬玉」の周りを様々な花で飾る「行」のかたちが生まれます。

そして、この節句飾りが下々に広がってくると、この私達の良く知っている「草」のかたちの「薬玉」になり、本来真ん中にあった「薬玉」は、球形の花の造花の中に入ってしまいます。お花も、華やかに何でもありな感じでぎっしりです~(笑)いわゆる「薬玉文様」として愛らしいお嬢ちゃん向けの着物や帯の柄になっているのが、このかたちの「薬玉」です♪
いずれも五色の紐を垂らすのが決まりですね!
面白いですね~(*⁰▿⁰*)
そうそう!おめでとう🎊のコレや、運動会の「くす玉」もルーツはこの「草」の薬玉だったんですね~^_^

「薬玉」の足元には、お家元が記された「薬玉の記」。そもそも、「薬玉とは?!」という延喜式に書かれた一文を紹介されておりました。

そして、重陽から次の端午までは、このような「茱萸袋(ぐみふくろ)」を飾るのです。やはり袋の中には、薬効のある植物を入れるそうです。
京都のお香屋さんに行くと、このかたちのお香袋を売ってますが、この飾りがルーツなんですね~(o^^o)

軒の深い縁側から室内に木漏れ日が差して良い感じです。

日本家屋の陰影があってこその、「有職造花」かなぁとも思いました。

現在では、この檜扇を手にされるのは、皇族の妃殿下方のみですね~^_^;

はこの扇に飾られたのは、「袙 (あこめ)」です。
手に持つ時は、扇を畳んでこの袙の紐を巻いてますね~^_^
お雛様は、こういう風に開いて持ってはりますけどね~^_^;
<10月29日追記>
本日、高円宮家の三女の絢子さまがご結婚されました♪失礼ながらニュース映像に、この檜扇をお持ちになったお姿を拝見したので画像を追加で添付しますね♪

手にお持ちなる時は、袙から下がった紐を扇にしっかりと巻かれるんですね!

お垂髪と小袿(ですよね?)スタイルも返って現代的なような・・・
ほんとに笑顔が素晴らしいお二人ですね~♪
どうぞお幸せに!

「玉の井台」と題された「松竹梅」の造花。
御結納飾りでしょうか?!

梅をアップで見てみると、なんと糸の束!
指の先ほどの梅の花が一つ一つ糸の束をまぁるく可愛らしくシベまで付いて^_^;作られてます。下の松も、ピンと立った松の葉は無数の糸を束ねて形作られておりました!(o_o)

会場の一隅に、村岡さんの制作風景のお写真とお道具が飾られておりましたが、いったいどれほどの時間がかかるのでしょうか~(o_o)

「島台」
こちらも、御結納の飾りでしょうか?!
老舗旅館などのお正月の室礼として飾られてる写真を拝見したことありますけど、そういう使われ方もされてるようですね。
この松の葉!ピンと固そうな葉なのですが、全て絹糸の束で出来てます。梅や松や桜の幹は本物の木を上手く使っておられました~^_^
作り物なんだけど、本物以上の迫力と、本物を超える造花ならではの愛らしい魅力がありました!!!
伊部さんのお話に依ると、
ネット上には、「有職造花」で検索すると色々な方が作ってるものが出てくるそうですが、本物の「雲上流の有職造花」はこちらだけと!
唯一無二と紹介された所以です!!!
最初に紹介文の中で書かれていたように、89歳の現在も日々、制作に励んでおられるそうですが、ご子孫に後継者はいらっしゃらないそう~(TT)
何とかこの雅で愛らしい「有職造花」を残してもらいたいですが・・・^_^;
なかなか、私達の暮らしに取り入れるのは難しいですが、こういうものを、愛でる気持ちは育みたいものです。(どんどんハロウィンとかに負けてる日本の秋ですが(TT))
☆☆☆
この後は、
混み合う地下鉄で移動して、京都文化博物館へ。別記事に続きまーす♪
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kikugakoronda28.blog28.fc2.com/tb.php/1017-75042f78

トラックバック

コメント

[C1506]

この展示、20日朝一番で見てきました。
時々、時雨れるという天候でしたが、着物姿の女性も多く、大混雑でした。
(新聞に紹介されたようで切り抜きを持参の方も)
後継者がいないというのが残念です。
  • 2018-10-27 06:21
  • hiro
  • URL
  • 編集

[C1507] Re: 秋晴れの京都へ①~『有職造花 雲上流展』国際交流会館和風別館

わぁ〜そうでしたか!
朝一番とは、さすがですね〜^_^

たくさんの方がご覧になられたようで、
まずは良かったです。
  • 2018-10-29 00:30
  • すみれ庵
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

kimono lesson すみれ庵

楽しく、着物生活はじめませんか?
阪急宝塚南口駅前です。

ホームページはこちら
お問い合わせ・お申込み、
お待ちしています。

下記のメール・フォームからもどうぞ!
非公開ですのでご安心ください。

プロフィール

すみれ庵

Author:すみれ庵
子供の時からキモノが大好き。
着る楽しみを、みなさんにお伝えできたらうれしいです♪
キモノから見える、あれこれも。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター

カレンダー

10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

検索フォーム